天職活動をしていて、なかなか次の仕事が見つかりません。仕事内容に重点置けば勤務地が遠すぎて勤められないし、勤務地を優先すると希望の職種はほとんどありません。せっかく応募しても、倍率が高く不採用通知が届く日々。
そんなある日、ふと一件の求人票が目に付きます。業種は希望している業種。求職している職種も正に一致します。それだけではなく、現在のスキルからは難しそうな仕事まで手がける事が出来そうです。勤務地、福利厚生も問題なし。
さて、ここで貴方ならどうしますか？
願ったり適ったりと飛びつきますか？
ひょっとしたら、躊躇ってしまうかも知れませんね。人の心理とは不思議なものです。こんな時、喜んで応募するよりも、怪しむ気持ちの方が大きいものです。
業界内の事情をある程度知っている事、すでに何社も見て回って天職の相場がわかっている事、何度も断られている事、そうした経験と挫折が美味しい話に対して警告を発します。「こんな美味しい話があるはずはない」と。
よくよく見てみれば、どうやら出来たばかりの会社のようですし、何だか大げさな文句が散りばめられています。情報を探してもサッパリ出てきません。
「やっぱりね、怪しいんだわ」そう結論づけてしまうのも無理はないかも知れません。
でも、どうなんでしょうね。本当に怪しいと決めつけて良いのでしょうか？ひょっとしたら創業したてで社長が勇んでいるのかも知れませんし、後進だからこそ破格の待遇を用意しているのかも知れません。
慎重になる事はとても大切ですが、情報が足りない状態で答えを出すのは性急と言えます。本当のところはどうなのか、ジックリ吟味してから答えを出してはいかがでしょうか。
カード：ワンドの3(R)、魔術師、カップのクイーン
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