誰でも怖いものの一つや二つあるでしょうね。上司が怖い、教師が怖い、親が怖い、暗いところが怖い、ホラーが怖い、嫌われるのが怖い、一人になるのが怖い、会社を辞めるのが怖い、気持ちを伝えるのが怖い……などなど。
何が怖いかは、人それぞれ異なるでしょう。ある人にとっては恐れの対象であるものが、他の人にとってはてんで何でもない事もあるでしょうね。
そして、恐れを自分自身で生みだしている事もあります。
例えば「嫌われるのが怖い」と思っている時。本音をそのまま話したり、他の人と違う意見を言ったり、周りと異なる行動を取ったりすれば、嫌われてしまうかも知れない。そんな風に恐れて、縮こまってしまう事があるかも知れません。
でも、その恐怖は理由のないものかも知れませんよね。本音を言ってもごく普通に反応されたり、周りと違う事をしても目立つ事もなかったり、自分が恐れている行動が、周りからすれば些細な問題である場合もあるのではないでしょうか。
とは言っても、怖いという気持ちは自然発生するものです。理屈ではありません。頭ではわかっていても、気持ちが付いていかないでしょう。
「何も怖いものはない」、そう思っても何かが潜んでいるような気持ちになってしまうものです。
これはそう簡単に解決できる問題でありませんが、少しずつならば解決できると思いますよ。それが本当に怖いものなのか、単なる幻なのか、張りぼてなのか、ちょっとずつ確認してみる事です。
もしそこでちょっとでも怖いと思ったら、引き返しましょう。けれど、やっぱり何でもなかった時には……先に、進んでも良いのですよ。
カード:ソードのエース(R)、悪魔、カップの4(R)
|
|