誰にでも頭が上がらない存在と言うものがあると思います。例えば親に頭が上がらない、兄姉に頭が上がらない、先輩に頭が上がらない、恩人に頭が上がらないなど。恩義があるとか自分を昔からよく知っている相手の為に、どうしてもその人には適わないと言う相手が一人や二人はいるものでしょうね。
そして、中にはそう言う意味合いとは別の意味で頭が上がらない存在がいる人もいます。友達という言葉に縛られて、嫌なのに相手の言いなりになってしまったり、一人になるのが怖くて相手に逆らえなかったり、愛情なのか執着なのかわからなくなっているけれど失いたくない為に恋人の機嫌をとり続けたり、愛情が欲しくてただひたすら良い子を演じ続けたり。
こうした状況は、頭が上がらないと言うよりも、支配されていると言った方が適切かも知れません。相手に依存する気持ちが大きくなってしまい、その人がいなければ意味がないと錯覚しているのでしょうね。
しかし、それで本当に良いのでしょうか?もちろんその状態に本人が満足していれば何も問題はありません。周りが何を言おうと当人は幸せなのでしょうから。
けれど今の状態に不満があって、変えたいと望んでいるのに支配から逃れられない場合、それは当人の為になるのでしょうか?ひ
ょっとしたら必死にしがみついているその手を離しても、大した事はないのかも知れません。とても大きな問題のように考えているかも知れませんが、支配の輪から逃れたところで冷静になれば、自分でも愕然とするかも知れません。
今週、貴方はその背に重い荷物を背負っているでしょうね。それは降ろしてしまっても構わないのですよ。貴方自身が望めば、いつでも手放す事が出来ます。貴方を縛るものなど、本当はないのですから。
カード:カップのエース(R)、死神(R)、女帝(R)
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