理想と言うのは、とても素晴らしい状態や最善の状態を表します。そして現実の反対語でもあります。
と言う事は、「理想の状態」と言うものは「現実の状態」でない、実現していないものと言う事ですね。現実のものでないから理想であり、人はそれを目指して努力します。出来うる限り理想に近くなるよう、それを目指して行動します。
そして、それが積み重なっていく事で理想を現実に引き寄せる事が出来るのでしょうね。
では、そこで足を止めたらどうなるでしょうか?「何だか理想に近づいてきたし、これでいいかな」と行動をストップしたらどうなるでしょうか?そ
れ以上、理想に近づく事は出来ないでしょうね。また、全ての行動をとめてしまえば、少しずつ理想から遠のいていくでしょうね。
例えば「100万貯める」と目標を作ってお金を貯めはじめたとしましょう。99万まで溜まったところで、「100万近くたまったから」と満足して働く事すら辞めてしまったらどうなるでしょうか。
収入が無くなっても支出は無くなりません。結果的に貯金を崩す事になり、少しずつ貯金は減っていくでしょう。気づいてみれば「100万貯める」と言う理想から、遠ざかってしまうでしょうね。
今週、貴方は最も理想に近くなります。望んでいた状態が手に入ったような錯覚に陥るでしょう。しかし、そこで満足しないで下さい。それはまだ確定していません。未だ不確かで実体のないものです。
それを具体的でリアルな現実にする為には、更にもう一歩踏み込む事が必要です。後もう少し、最後まで気を引き締めて取りかかって下さいね。
カード:カップの2(R)、ペンタクルの9、魔術師
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