深夜に放送されている海外のテレビショッピングをご存じでしょうか。色々な商品が紹介されていますが、その紹介が日本とは全く違います。
日本のテレビショッピングでもオーバーな表現や観客の歓声を利用して商品の魅力を語っていますが、海外のテレビショッピングはその比ではありません。
例えば美白化粧品を例にあげてみると、日本の化粧品では「この商品を使う事でシミを予防します」と、よく言えば控えめ、悪く言えば言質を取られない表現が使われます。しかしこれが海外の美白化粧品となると、「二週間でシミを消滅させます」や「最高レベルの美白で生まれ変わります」などと断言しています。
あまりの褒めっぷりに逆に胡散臭くなっているのも事実ですが、しかしその賞賛っぷりに惹かれる事も事実です。嘘くさいと思いながらも、「ひょっとしたら本当かも……」と思わせるパワーがあります。
非科学的だけれど素人から見ると、何となく説得力があるように思える理論、全く見たことも聞いたこともないけれど、各分野で著名らしい人のお墨付き。
そうした嘘っぽいけれど、何となく本当っぽさを感じさせる作りが魅力の理由でしょうね。
でも、だからと言って、それに飛びついてみたらどうでしょうか。やっぱり宣伝文句は宣伝文句でしかなく、効果を実感できないかも知れません。後でガッカリしない為には、慎重な判断が必要でしょうね。
今週の貴方にも、そうした慎重さが必要でしょう。素晴らしく見えるもの、壮大に見えるもの、そうしたものほど冷静に見つめましょう。それは張りぼてかも知れません。うまい話しに踊らされないよう、十分にご注意下さいね。
カード：ワンドの2、カップの5、魔術師(R)
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