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■ タロットカードFAQ - ルーンについて
  ルーンに正逆はあるの?

ルーン占いにおける正逆の考え方は、 タロットカードのマルセイユに通じるものがあります。

タロットカードのマルセイユ版では、大アルカナには正逆が存在しますが、 コートカードを除いた小アルカナには存在しません。 なぜならカードに天地が存在しないからです。


ライダー版を初めとしたた昨今のタロットカードは、 小アルカナの全札に絵札が描かれていますね。 絵には正逆が存在します。 だから小アルカナにも正逆という概念が持ち込めます。

けれど古来のタロットカードであるマルセイユ版では、 小アルカナは数値を表す単純な絵記号が描かれているだけです。 そこに天地は存在しません。 だから小アルカナにも正逆という概念がありません。

マルセイユを使いながら、小アルカナでも正逆を使用する占術者もいらっしゃいますが、 その場合は天地がわかるように印を付けていたり、 最近の天地がわかるカードを使用しています。 上下がわからないカードでは、正逆を判別しようがありませんよね?


ルーンにも同じ事が言えます。 ルーン占いは、ルーンという単純文字を使って占います。 天地が存在する文字もありますが、中には天地が存在しない文字もあります。

そもそも上下という概念がないのですから、 判別しない文字に対しては正逆の概念を使用出来ません。


ただし、これが正解という訳ではありません。

ルーン占いを使用する占術者の中には、 全てのルーンに正逆を認める人、逆に全てのルーンに正逆を認めない人、 一部のルーンにのみ正逆を認める人など、様々なスタンスの方がいらっしゃいます。


全てのルーンに正逆を認めようと思えば、認める事が出来ます。 木片や小石に文字を刻んだルーンでは正逆は使いようがありませんが、 当サイトで使用しているようなルーンカードの場合、 文字そのものに正逆が存在しなくてもカードには存在します。

カードのデザインに天地の概念を採用すれば、 正逆が存在するルーンカードの出来上がりです。 この場合、全てのルーンに正逆の概念を適用できるでしょう。

しかし、ルーンとはそもそもが文字であり、正逆といった概念は存在しませんでした。 そこに後世の占い手法を真似て、後付で正逆の概念を取り入れるのは納得できない。 これもまた、一理あると言えますね。

そして、正逆が存在するものには正逆を認め、存在しないものには認めない。 ルーンという記号で占うのだから、カードによる正逆の付加には疑問を感じる。 あるがまま、見たままのルーンを使用して占う。 それもまた、一つの選択でしょう。 当サイトでは、この考え方を採用しています。






 



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