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■ タロットカードの意味 - 大アルカナ
  16.THE TOWER.(16.塔)

再構築。トラブル。突然。荒療治。改革。粛正。発見。進歩。 ショック。トラブル。突然。ショック。独断。破壊。中途半端な改革。迷走する力。
ネツァク―ホド。27番目のパス。17番目の文字。ペー、P、口、言葉。火星。



天の雷、崩れる塔、落下する人。 塔のカードです。
たぶんこのカードがタロット随一の嫌われ者でしょう。 塔が出ると駄目、何があっても無理と言われがちですからね。

しかし、私は反対に、ここでこのカードが出てくれた事にホッとします。 一つ前の悪魔では、それこそ自分の土台そのものにヒビを入れられ、突き放され、 他でもない自分自身と向き合う事を要求されました。 その次に塔が来てくれたおかげで、修復作業が可能になります。 ここでもし塔がなく、そのまま次の星のカードに進まれてしまうと、さすがに綺麗事過ぎて卑屈になってしまいそうです。

だからこそ、その前のワンクッションです。
悪魔で支柱を傷つけられたものの、それは奥の奥の部分です。
気づかないふりをして過ごそうと思えば過ごせます。

でも見て見ぬふりをしても、やはり傷は付いています。
それを放っておけば、いつか修復不可能な亀裂になるかも知れません。
そうならないように、ここで必ず修復するように、塔では表面に雷が落ちます。

雷が落ちる事で、嫌でも修復作業が必要になります。
傷を抱えたまま前に進むのではなく、必ずここで傷の手当てを薦められます。

ただ、方法は些か乱暴ですね。 ですからそう言う意味ではショック、トラブルの元と言う見方は当たっています。 今まで表に出ていなかった傷も、確実にここで表に出てきますから。

しかし、取り返しがつかなくなるまで問題を見過ごすよりも、早めに治療を終える方が良いのではないでしょうか。 そう言う意味では、薬を差しだしているカードと言えるかも知れません。
04/06/19



このカードは嫌われやすいカードですね。やり直しとか再出発が訪れるカードです。 今まで一生懸命に頑張ってきた事がリセットされたり、やり直しを余儀なくされます。 ただし、それ相応の理由ももちろんあるカードです。

例えば家がボロボロになって倒壊寸前になったら、住み続けるのは危険です。 引っ越しするなり改築するなり必要になってきます。引っ越しするのは面倒ですね。 お金が必要だし、家中の荷物をまとめなきゃいけないし、引っ越し先も探さなくてはならないし。

改築だって大変です。 引っ越しよりもっとお金がかかるし、良い業者を捜さなくてはならないし、工事期間中に住む場所だって必要です。 でも面倒だからと言って倒壊寸前の家に住み続ける事は出来ません。

このカードはそう言う既存のものを破壊する事によって、新しく道を切り開くカードです。 例えば改築もそうですが、革命とか不正を暴くとかシステムを変更するとか合併するとか、 個人単位なら学校を変えるとか会社を変えるとかの環境に置ける激変を表すものですね。

非常にパワーのいる事ですが、時にはやらなきゃいけない事、必要な事を敢行するカードです。 ですからこのカードは進歩のカードとも言えますね。 例えばこれまで大前提として信じられてきた法則を覆されるような、新しい法則が見つかるとか。 大変だし厳しいものでしょうが、決して悪い事を表すカードではないですね。




 



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