貴方は種を一粒手に入れました。土に埋めながら、どんな風に育つか楽しみにしています。では、上手に育てるためには何をすれば良いでしょうね?
はじめて植物を育てるので、右も左もわかりません。ここはやはり、情報収集が先でしょう。
図書館へ出掛けて片っ端から読んでいきます。ガーデニングや園芸の本、土壌について、植物図鑑、手当たり次第に読んでみましょう。家に帰ったら、インターネットで検索してみましょう。たくさんの情報がありますね。
こうして毎日せっせと情報収集に励んでいれば、植物や園芸に対していっぱしの口が利けるようになります。質問でもされようものなら、蘊蓄を交えて魅力的なトークが出来る事でしょう。
ところで、土に埋めた種はどうなったでしょうか?調べ物にばかりかまけて、何も手入れしていませんでしたが…………。
慌てて見に行ってみると、ほんのちょっぴり出た目が枯れかけているかも知れません。これではせっかく知識を集めた意味がありませんね。種を育てる為に、勉強したのですから。
でも、世の中にこんな事はたくさんあります。一つの事に夢中になると、当初の目的を忘れてしまったり。机の上の情報やパソコンのデータには詳しいけれど、実体験は皆無であったり。伝聞や本からの受け売りだけで、まるで見てきたように吹聴したり。そんな事は、よくある事でしょう。
けれど、それでは何も変わらないかも知れませんね。植物について詳しくなり、育て方を学んだとしても、それだけでは植物を知っているとは言えないでしょう。土をいじり、水をやり、虫を捕り、時間をかけて付き合っていかなければわからない事もあります。
今月の貴方に要求される事は、こうした地に足が着いた行動です。言葉や知識ではありません。手に取り、足を動かし、額に汗する事です。それが前に進む道を切り開く事でしょう。
キーワード:吊し人(R)、ワンドの4(R)、ソードの5
結果 :ソードの3
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