子供は子供なりに、色々な事を考えています。そして色々な事を考える子ほど、子供扱いされる事を嫌います。自分はこんなに考えている、自分はこんなにわかっている、自分はこんなに知っている、だから子供じゃない。高校生でそう考える子供もいるでしょうし、中学生や小学生、幼稚園児にだっているでしょう。
その年齢に応じて精一杯の背伸びをし、大人の仲間入りをしようとする行動は、珍しくありません。
でも、やっぱり子供は子供です。自分一人で何でも出来る、自分はもう立派な大人だ、そう考える事自体が子供の証かも知れません。
大人になればなるほど、思うように行かない世の中をひしひしと感じますし、自分一人の力では限界がある事を悟るようになります。それがわからない間は、まだまだ子供なのかも知れません。
とは言え、そうした事も少しずつ経験していかないとわからないものでしょうね。
例えば家を出たいと思っていた子が、自立して一人暮らしを始めたらどうなるでしょうか。夢にまで見た一人暮らしで、自由な空間は手に入るかも知れません。その代わりに毎日働いて家計を管理し、家事をこなし、自由な時間は削られて、そうやって初めて親の有り難みがわかるのではないでしょうか。
庇護されている間には、庇護されている事実に気づきにくいものです。
今月の貴方にも同じような事が言えるのかも知れません。貴方は自由な空に向かって羽ばたこうとしています。けれど、そこは思っていたほどには広くもないし、美しくもないかも知れません。最初の興奮が収まれば気持ちも冷めてくるかも知れません。
でも、それが貴方の第一歩です。そこからどんどん世界が広がって、貴方が夢見た世界に辿り着くのかも知れませんよ。
キーワード:ペンタクルの10、ワンドのナイト、悪魔(R)
結果 :カップのエース(R)
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