映画「シュレック2」が全米で大人気だそうですね。前作が非常に面白かったですし、日本でも公開されたら流行りそうですね。
「シュレック」は、いわゆるお伽噺を皮肉ったお伽噺です。昔話の中では捕らわれの美しいお姫様を、美しい王子様が救い出します。
シュレックでは、人々から恐れられている化け物が、嫌々お姫様の救出に向かい、しかもお供ははちゃめちゃに口が悪くノリの良いロバ。おまけに何とか救出したお姫様は、めちゃくちゃ腕っ節が強くて、ものすごく気が強い。そんな三人が繰り広げる風刺の効いたお話しです。
ハリー・ポッターの世界でもハーマイオニーは気が強かったし、お姫様が颯爽と旅に出る絵本もありましたし、眠れる森の美女や白雪姫などの「いつか王子様がやって来るのを、じーっと待っているお姫様」は流行らないのかも知れませんね。
そうは言っても、「いつか誰かが何とかしてくれる」、「そのうち幸せがどこかからやってくる」願望と言うのは、なかなか魅力的です。とりあえず座って待っていればいいのですものね。
辛い事があっても王子様がやってくればチャラになる、だからそれを心待ちにしていましばらくは嫌な事には目を背けて我慢する、そんな風に言い聞かせていれば、辛い事にだって耐えられるかも知れません。
でもどうなんでしょうね?お伽噺の世界では王子様がやってきて、お日様を助けて、二人は結婚して幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたし……で終わりますが、結婚した後の生活はどうなんでしょう。存在しないページでは、語られない苦労がついて回っているのではないでしょうか。
そう考えますと、例えば仮に理想ぴったりの王子様が現れても、それで万事OKとはならないように思います。価値観の違い、生活習慣の違い、礼儀の違い、色々な面で違いを見つけて、妥協したり交渉したり、それまでとは違う苦労が、それなりにあるのではないでしょうか。
今月、貴方の元に待ちに待った王子様が現れるかも知れません。けれど、それは貴方が想像していた姿とは違うかも知れませんし、理想とかけ離れているかも知れません。
でもそれが紛う事なき現実です。そのハードルを乗り越えない限り、本当のハッピーエンドはやって来ません。だから貴方もドレスの裾を持ち上げて、ハードルを跳び越えて下さい。そして勝利とハッピーエンドを手に入れましょう。
キーワード:カップの4(R)、恋人(R)、カップのクイーン
結果 :カップのナイト
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